逆洗式連続スクリーンチェンジャー (CSC-BFシリーズ)

逆洗式連続スクリーンチェンジャー(CSC-BF)は、リサイクル向けなど、廃プラスチックに代表されるような、汚れた融液ポリマーをろ過する装置です。 汚染物質がスクリーンパックに蓄積されると、圧力設定値またはタイマーによりバックフラッシュ動作が開始されます。 完全に自動化されたこのプロセスでは、スクリーンを再び使用する前に、スクリーン表面から不純物を効率的に浮き上がらせ、排出します。
4つのオンライン・スクリーン・ポケットを使用して、途切れることのない溶融濾過を実現します。 バックフラッシュまたはスクリーン交換の間、利用可能なフィルター面積の75%がオンライン状態のままです。これにより、押出機への平均的背圧を効果的に低下させ、押出機の寿命とエネルギー削減を図るとともに、より高い生産量を得ることができます。各スクリーンは、バックフラッシュ処理で埋め込まれた汚染物質を効果的に除去できなくなると、スクリーン交換の合図があるまでは、必要に応じて順番にセルフクリーニングを行います。
バックフラッシュ(セルフクリーニング)の頻度は、汚れ具合とプロセス圧力によって変わります。スクリーンパックは通常20~25回以上セルフクリーニングされ、スクリーン交換のためのスクリーン部品コストと労働力と交換時間を節約し、全体として連続運転を維持します。 頑丈で低メンテナンスの設計のため、機械的なバルブやシールがなく、適切な手入れをすれば何十年も漏れのない運転が可能です。

 


 

 

主な仕様

  • ・最高使用温度 350℃
  • 最大圧力 50MPa
  • 温度調節 4ゾーン

特徴

  • ・作業者不要のバックフラッシュ自動運転
  • ・4ポケットデザイン。バックフラッシュまたはスクリーン交換時に常にスクリーン面積の75%の流入が可能
  • ・排出されるパージ液は筐体直下のドリップトレイや床面へ排出され、作業者の環境をよりクリーンなものにします。
  • ・最小限の廃棄物排出
  • ・低い圧力損失(ΔP)のブレーカープレートにより、より多くの出力とスクリーン交換のための長い運転時間を実現
  • ・余裕のある容量の油圧シリンダーを採用し、高い信頼性を実現

オプション

  • ・特殊ヒーター電圧
  • ・油圧ユニット(HPU)

型式・仕様一覧

型式 最大吐出量 [kg/h]* スクリーン径 [mm] ろ過面積 [cm2] ヒ-タ- [kW] 重量 [kg]
CSC-125/BF 1,400 116.3 4 x 123.2 30 820
CSC-148/BF 2,000 148.3 4 x 172.6 30 1700
CSC-176/BF 3,000 176.3 4 x 244.1 60 2,200
CSC-200/BF 3,800 200.2 4 x 314.4 72 2,700
CSC-230/BF 5,200 230.4 4 x 416.3
CSC-250/BF 8,800 250.2 4 x 490.8
*最大吐出量は目安であり、樹脂材料種類、溶融密度、粘度、圧力、濾過能力レベルにより変わります。

 

ギャラリー


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