ダイバータバルブ(DIV)

PSI ダイバータバルブ(誘導弁)(DIV)は、流動化した材料の流れを切替します。 樹脂、ホットメルト接着剤、食品、化学用途で使用されるダイバータバルブは、一般的に2ポジション(プロセス/ダンプ排出)構成で、製造ラインの立ち上げ作業を容易にします。 ダンプポジションは、材料や色の変更のための切り替え途中に発生するものを含む、規格外の立ち上げ時の不要材料を分離します。 材料の流れと品質が完全に確立されたら、プロセス(オンライン)ポジションに素早く移行させ、ダイへの最適な圧力と体積流量を確保します。これにより、出口ダイでの詰まり、規格外のペレット、ペレットドライヤーでの劣化したスタートアップ材料などダイバート機能を持たないシステムで起こりうる問題を排除することができます。

 

ポジション数が標準の2より多い、3、4、5ポジションのダイバータバルブは、バイパス(迂回)と多方向への流れを可能にします。用途としては、ダイ交換、複数ダイの同時流し込み、ダイのバイパスやタンクへの充填などがあります。吐出ポートは、ほぼどの方向にも対応できるように構成することができます。 これらのダイバータバルブは、垂直と回転式を備えています。小規模のバッチ処理から連続出力を必要とする大規模な高分子反応装置まで、幅広いサイズに対応しています。

 


 

主な仕様

  • 最高使用温度 350℃
  • 最大圧力 70MPa
  • 温度調節 1ゾーン

 

 

特徴

  • ・約1秒のシフト - プロセス別仕様
  • ・ボルトオン接続(DIV型)
  • ・上流側のアダプターが不要なため、滞留時間が短縮されます(PDV型)
  • ・水中のペレタイザーノーズコーン接続のための円錐形の排出口(PDV型)
  • ・側面または底面排出
  • ・油圧式ダイバーター作動
  • ・メカニカルシールのないクロスボルト設計 - 5年間無漏洩保証
  • ・ステンレス製排出シュート(側面排出モデル用)
  • ・メカニカルストップによる正確な位置決め
  • ・大型で堅牢な油圧シリンダーによる確実なシフト操作
  • ・低滞留時間
  • ・電動インターロック付きセーフティガード

 

オプション

  • ・低粘度/高MFI材料に対応した特許取得済みのシールシステム
  • ・位置表示用近接センサー
  • ・圧力・温度検出用ポート
  • ・ステンレス構造
  • ・内部流体の加熱/冷却
  • ・断熱ジャケット
  • ・流路制限装置
  • ・特殊電圧ヒーター

 

アクセサリー

  • ・アダプター
  • ・圧力計
  • ・熱制御

 

制御装置

  • ・手動式ハンドヘルドペンダント(2ポジションモーメンタリースイッチ付き)(標準)
  • ・自動押しボタン制御、位置表示灯付き(オプション)
  • ・独立型ヒートコントロールパネル(オプション)

 

型式・仕様一覧

型式 最大吐出量 [kg/h]* ボア径[mm] 排出方向 ヒーター[kW] 重量[kg]
DIV-1.0 570 25.4 底面 3 48
DIV-1.5 1,130 38.1 底面 4 84
DIV-2.0

2,050

50.8 底面 4

101

DIV-3.0 4,550 76.2 底面 6 137
DIV-4.0 8,200 101.6 底面 12 250
DIV-6.0 18,000 152.4 底面 oil/steam 1,202
DIV-8.0 34,000 203.2 底面 oil/steam 1,610
PDV-6 800 35.0 側面 6 180
PDV-7 2,800 59.9 側面 6 362

*最大吐出量は目安であり、樹脂材料種類、溶融密度、粘度、圧力、濾過能力レベルにより変わります。

 

ギャラリー

 


 

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